婚姻の真実性の証拠:結婚式の写真の束より、共同口座の明細一枚のほうが強い
配偶者グリーンカードで最も重要でありながら、最も方向を間違えやすい部分です。写真の整理に多大な労力を注ぎながら、審査官が本当に見ているものを取りこぼす人が少なくありません。
証拠には四つの層があり、説得力が異なります
1. 共同の財務的証拠(最も説得力が高い)
- 共同銀行口座の明細
- 共同での納税申告の記録
- 共同の住宅ローンまたは賃貸契約
- 互いを保険の受取人に指定していること
なぜこの層が最も強いのか。財務的に結びつくことには代償があるからです。共同口座を開くことは相手が全額引き出せるということであり、共同申告は二人が同じ申告について連帯して責任を負うということです。偽装結婚の人はこうしたリスクを引き受けようとしません。
2. 同居の証明
公共料金の請求書、二人の名前が載った賃貸契約。
3. 生活の証拠
一緒に写った写真(異なる時期、異なる場所)、旅行の記録、連絡のやり取り。
4. 親族友人の陳述書
第三者が記名で、二人を知っており、この関係が本物であると述べるものです。
最もよくある準備の誤り
結婚式の写真を大量に詰め込むこと。
結婚式の写真が証明するのは「式を挙げた」ことであり、式を挙げること自体は手配できてしまいます。その後の生活を証明するものではありません。
しかも結婚式の写真をすべて同じ日の同じ場所に集中させるのは、ちょうど一番説得力が弱い形になってしまいます。写真の束の証明力は、共同口座の明細一枚にはるかに及びません。
写真を役立てるにはどう用意するか
写真を入れるなら、重要なのは時間の幅です。交際期、結婚式、結婚後の日常、双方の家族との写真、季節も場所も異なるもの。
三年にまたがる十枚は、結婚式当日の百枚より役に立ちます。
証拠は積み上げるしかなく、後から作れません
これが最も重要な一文です。
提出の1か月前になって慌てて共同口座を開いたり共同の賃貸契約を結んだりすることはできません。書類上の日付は嘘をつかないからです。証拠がすべて提出前の数週間に集中していれば、審査官にはかえって危険信号に見えます。
ですから正しいやり方は結婚した初日からこれらの記録を作り始めることです。
- できるだけ早く共同口座を開く(チェックリスト第 59 項参照)
- 最初の申告から共同申告にする(チェックリスト第 16 項参照)
- 賃貸契約の更新時に二人の名前を入れる
- 保険の受取人を配偶者に変更する(チェックリスト第 19 項参照)
これらはもともとやるべきことであり、同時に最良の証拠でもあるというだけです。
後でもう一度使います
結婚から二年未満でグリーンカードを取得した場合、それは条件付きグリーンカード2年後に I-751 の手続きをする際、もう一度証拠を提出し、しかも「この2年間ずっと本物だった」ことを証明しなければなりません(チェックリスト第 119 項参照)。
グリーンカードの面接でも同じで、証拠は面接当日まで補い、提出の瞬間で止めてはいけません(チェックリスト第 118 項参照)。
ですからこれは「一度用意して終わり」ではなく、数年続く記録の習慣です。
ひとことで言うと
財務的な結びつきを示す書類に力を注ぎ、写真には時間の幅を持たせる。そして結婚初日から積み上げてください。この種の証拠は後から作れないからです。