共働き世帯が結婚後に最も噛まれる一口:W-4 を計算し直さず、申告時に大きな追加納付
結婚しても給料は変わらず仕事も変わらないので、W-4 に手をつけようと思う人は多くありません。そして翌年の申告で数千ドルの追加納付が判明します。
問題はどこにあるか
W-4 は雇用主に「私の給料からいくら源泉徴収してください」と伝えるものです。その計算はあなたが記入した区分を前提にしています。
結婚前、二人はそれぞれ独身として記入していました。独身の源泉徴収は「この人にはこの一つの収入しかない」という前提で計算されています。
結婚後に合算申告すると、ふたつの収入が合わさって適用される税率区分が上がりますが、各自の雇用主は相変わらず独身の計算方式で源泉徴収を続けています。双方とも徴収が足りず、合わせると穴になります。
これがいわゆる「結婚ペナルティ」の、共働き世帯における実際の姿です。収入が近い二人ほど、この差は目立ちます。
いつ気づくか
申告のときです。しかもその給料をすでに使ってしまった後に。
穴が大きければ、利息や過少納付の加算税が課される可能性もあります。
対処法:公式ツールで計算し直す
IRS の公式サイトに無料の Tax Withholding Estimator があります。結婚後すぐに一度実行してください。
二人の収入、現在の源泉徴収の状況、控除額を尋ねられ、W-4 をどう記入すべきかを教えてくれます。
用意するもの:二人の直近の給与明細と昨年の申告書。二十分かける価値は、翌年に大きな追加納付をするよりはるかにあります。
W-4 のどの欄か
現行の W-4 には共働きを扱う専用の区画(Step 2)があり、三つの方法があります。
- IRS のオンライン試算ツールを使う(最も正確)
- フォーム上の Multiple Jobs Worksheet を使う
- 二人の収入が近いなら、そのチェックボックスに印をつける(最も簡単ですが大まかです)
さらに Step 4(c) で「毎回いくら追加で源泉徴収するか」を直接指定することもできます。不足額が $2,400 と計算できたなら、残りの給与回数で割って記入すれば穴埋めできますよ。
ついでに一緒に処理を
どうせ HR のシステムに入るのですから、これらを一緒にやってしまいましょう(チェックリスト第 17 項参照)。氏名、健康保険への配偶者の追加、401k と生命保険の受取人です。
とくに健康保険には期間の窓口会社の団体保険は法律で最低 30 日と定められており、ネットでよく見かける 60 日ではありません(あれは ACA Marketplace のルールです)。
タイミングについての細部
申告区分は 12月31日その時点の状態で決まります(チェックリスト第 16 項参照)。ですから 12 月に結婚しても一年丸ごと既婚扱いになりますが、一年分の源泉徴収は独身として計算されていたわけです。
年末に結婚した人はこの穴がとくに大きくなります。調整する時間がまったくないからです。この場合こそ早めに計算し、必要なら最後の数回の給与で多めに徴収してください。
学生ローンがある人は先に別の項目を
一方に多額の連邦学生ローンがあり IDR を使っているなら、「共同申告にするかどうか」自体を評価し直す必要があります(チェックリスト第 62 項参照)。申告方法を先に決めてから W-4 を調整してください。
ひとことで言うと
結婚後に二十分、IRS の試算ツールを一度実行してください。とくに共働き、とくに年末に結婚した人は。