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結婚後の改名:SSA → DMV → 旅券、順番を間違えると一往復むだになります

結婚後の改名が「無料でついてくる手続き」になるか「裁判所の手続き」になるかを分けるのは、ごく短い瞬間です。二人で county clerk の窓口に座り、marriage license の申請書を書くあの十分間です。

申請書のあの欄

marriage license の申請書には、結婚後にどの氏名を使うかを尋ねる欄があります。

その場で書いておけば、発行された結婚証明書(certified copy)だけでその後の手続きが進みます。その経路で「どういう根拠で名前を変えるのか」と聞かれることはありません。その証明書自体が法的根拠だからです。

空欄のままにして後から変えようとすると、多くの州での答えはひとつです。裁判所に改名命令(Court Order)を申し立ててください。申立て、手数料、州によっては公告も必要で、待ち期間は月単位になります。

ですから少しでも変える可能性があるなら、窓口でその欄を埋めてください。書いたからといって必ず使わなければならないわけではありませんが、空欄は取り返しがつきません。

三か所、そして順番は強制です

改名すると決めたら三か所を回ります。社会保障局(SSA)、DMV、旅券。

順番は助言ではなく、強制された前後関係です。

なぜ SSA が必ず最初なのか

DMV と旅券機関は新しい書類を発行するとき、SSA のデータベースを照会し直すからです。SSA 側がまだ旧姓のままだと、DMV のシステムでは不一致となり、その場で止まります。

DMV を先に回っても早く終わりません。一往復むだになるだけです。

一か所目:社会保障局

持っていくもの:

社会保障番号そのものは変わりません。変わるのは、その番号に登録されている氏名です。

二か所目:DMV、ただし早すぎてはいけません

この段階は難しくありませんが、時期を誤るとそのまま一往復むだになります。

DMV は新しい免許を発行する際、連邦の SSA データベースを照会します。SSA に申請を出したあと、データの同期におよそ 24〜48 時間かかります。その間に行くと、システムにはまだ旧姓が出ていて、同じように止まります。

ただし、よくある誤解をひとつ解いておきます。新しい社会保障カードが郵送で届くのを待つ必要はありません。

DMV が照会するのはデータベースであって、あのカードそのものではありません。SSA の処理が終わって一日二日たてば次に進めます。二週間待つ理由はありません。

三か所目:旅券

最後が旅券です。この時点で SSA と DMV の氏名はすでに一致しているので、旅券機関の照合で引っかかるものはありません。

そして、思い至っていないかもしれない長い一覧

政府機関を三か所終えたのは、法的な身分を整えただけです。実生活にはまだ変えるべき名前が長く残っていて、漏らしてもすぐには困らず、いちばん困るときに表に出ます。

先に片づけるべきは銀行と税務です。氏名が税務記録と合わないと還付が止まり、航空券の氏名が身分証と違えば搭乗でつまずきます。

変えないと決めた場合

改名しないことにまったく問題はなく、アメリカではよくある選択です。この節はそのまま飛ばしてかまいません。

ひとつだけ。この先に配偶者グリーンカードの予定があるなら、書類上の氏名を最初から最後まで一貫させるほうが手間は少なくなります。改名そのものが審査に不利になるわけではありませんが、途中まで変わった状態 — ある書類は新姓、ある書類は旧姓 — は説明する仕事を増やします。

まとめると順番は

  1. marriage license の申請書で、結婚後の氏名をその場で決める
  2. 結婚証明書の certified copy を、多めに申請する
  3. SSA:SS-5 を記入し、正式な副本を持参
  4. 一日二日、同期を待つ。実物のカードを待つ必要はない
  5. DMV:免許の切り替え
  6. 旅券
  7. そのあと銀行、保険、税務、賃貸など長い一覧

各段階で何を持っていくのか、どこで止まるのかは My Wedding Plan の一覧にまとめてあります。ひとつずつ確認しながら進められます。

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