最もよくある心残りは出来の悪い写真ではなく、数年後にオンラインアルバムが失効していることです
結婚式の写真のトラブルは、撮影当日に起きることはめったにありません。たいてい3年後、子どもに写真を見せようとリンクを開いたら「このアルバムは期限切れです」と表示され、当時ダウンロードしたハードディスクも壊れていた、というタイミングで起こるのです。
オンラインアルバムは消えます
オンラインアルバムの多くは 6〜12 か月しか保存されず、期限が来れば消えます 💵(写真家ごとにプランが異なります)。
これはカメラマン側のコスト面での判断で、実はとても合理的なことです(すべてのお客さんのデータを永久に保管するのは無理ですからね)。でも多くの人は、あのリンクが永久に有効だと思い込んでいます。
契約のときに保存期間を確認してください。(チェックリスト第 25 項参照)
受け取ったその日にバックアップを
すぐに元のファイルをダウンロードし、3 つのバックアップを作ってください。
- 手元の機械(パソコン)
- 外付けハードディスク
- クラウド(Google Drive、iCloud、Dropbox など)
3つバックアップを取る理由はとてもシンプルです。万が一どれか1つが破損したりアカウントに問題が起きても、あと2つ残るからです。ハードディスクは壊れますし、クラウドのアカウントが凍結されることもありますが、3つ同時にダメになる確率は本当に低いですよ。
先延ばしにしないでください。「時間ができたらダウンロードしよう」の結末は、たいていリンクがすでに期限切れです。
納品の時期
- 写真:一般に 6〜12 週間、繁忙期はさらに長くなります
- 映像:3〜6 か月(チェックリスト第 25 項および第 26 項参照)
この二つは大きく離れているので、写真が先、映像が後になり、バックアップも二回に分けて行うことになります。
来られなかった台湾の親族へ
これは中華圏の結婚式で特に気をつけておきたいポイントです。体調やビザ、仕事の都合や家事で忙しく、どうしても現地へ飛んで来られないご年配の方は必ずいますからね。写真と映像は、その人たちが参加できる唯一の手段です。
実際の考慮点をいくつか。
- 期限の切れるリンクだけを送らないことパソコンを開いたりリンクをタップして写真を見るのを誰かに手伝ってもらえるまで、数か月待たなければならないこともあります。
- 紙のアルバムを作ることを検討するご年配の方はスマホを操作して見るよりも、実物の写真を見たがる傾向がずっと強いですし、近所の人や友人に見せることもできます。
- 映像は完全版のほうがハイライトより重要です見たがっているのは全体の流れであって、3分にぎゅっと縮小されたダイジェスト動画ではないのです。
- ファイルが台湾で開けることGoogle Drive は台湾でそのまま使えますが、共有権限の設定が正しいか事前に必ず確認しておきましょう。
アルバムを一冊台湾へ送ることは、年長者にとって予想以上の意味を持ちます。
受け取りの確認を
写真が届いたら、当初のショットリストと照らし合わせてください(チェックリスト第 105 項参照)。
- 家族写真の組み合わせは揃っているか
- お茶の儀式の鍵となる場面は撮れているか
- 枚数は契約どおりか
- 元のファイルは渡されたか(契約にあるなら)
問題があればこの時点で伝えてください。数か月後ではありません。
ひとことで言うと
受け取ったその日に三つのバックアップを。台湾の年長者へは、リンクではなく紙のアルバムを送ることを検討してください。