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会場契約の前に確認する 12 項目 総額、サービス料、キャンセル、保険

披露宴の円卓に座り、長く伸びた契約書を虫眼鏡で読む羊毛フェルトのアライグマ。テーブルには電卓とペン

アメリカの結婚式会場の契約で、総額がいちばん膨らみやすいのは三か所です。最低利用額にサービス料と税が含まれていないこと、service charge が心づけ(チップ)だと思われていること、キャンセルすると手付金が戻らないことです。以下の 12 項目は契約書に出てくる順に並べてあります。契約の前に一つずつ照らし合わせ、聞いて得た答えは会場に契約書か書面の付属文書に書き込んでもらってください。

条項は会場ごとに違います。ここに書いているのは「何を聞くか」であって、決まった正解ではありません。

総額には最低利用額のほかにサービス料と税を含める

1. 最低利用額(food and beverage minimum)にサービス料と税が含まれるか。見積書の最低利用額は、たいてい飲食そのものの分だけです。サービス料と売上税が別に上乗せされると、実際に払う額は最低利用額よりかなり高くなります。予定の人数で、サービス料と税を含めた総額を会場に計算してもらいます。

2. service charge とは何か、別に心づけを渡す必要があるか。内国歳入庁(IRS)の定義では、払うかどうかといくら払うかを客が自由に決めるものが心づけ(tip)です。請求書に強制的に上乗せされる料金、たとえば大人数の宴会で自動的に加算される割合は service charge で、心づけではありません(IRS、2026-10-22 確認)。ですから契約書の service charge が、当日働くスタッフの手に渡るとは限りません。このお金がどう分配されるのか、別に心づけを用意する必要があるのかを直接聞きます。

3. 税がどの項目にかかるか。売上税のかけ方や、service charge に税がかかるかどうかは州によって違います。見積書で飲食、サービス料、税を分けて書いてもらいます。

利用時間、搬入と撤収の時刻

4. 何時間含まれるか、超過はどう計算するか。会場を何時から何時まで使えるか、超過は 1 時間いくらか、超過は事前に申し込む必要があるかをはっきり書いてもらいます。

5. 装飾の搬入と撤収の時刻。装花、照明、DJ が何時から入れるか。撤収は何時までに終える必要があり、誰が片づけ、残った物はどう処理されるか。撤収の時間はたいてい利用時間に含まれます。

6. 最終人数の確定期限。多くの会場は、結婚式の前の決まった日までに最終人数を確定するよう求め、それ以降は増やせても減らせず、確定した人数で請求されます。確定日と保証人数を書き留めておきます。

指定業者のリストと追加費用

7. 外部の業者を使えるか。会場によっては、指定リストにあるケータリング、装花、DJ しか使えません。外部の業者を認める会場でも、outside vendor fee を取ることがあります。先にはっきり聞いてから、ほかの業者を予約します。

8. ケーキのカット料、持ち込み酒の料金。ケーキを持ち込むと cutting fee を取られることがあり、酒を持ち込むと corkage fee を取られるか、そもそも認められないことがあります。自分で安いケーキを頼んでも節約になるとは限りません を参照。

手付金、支払いスケジュール、キャンセル条項

9. 手付金と支払いスケジュール。手付金はいくらか、返金されるか、残金は何回に分けて払うか、最後の支払いは結婚式の何日前か。手付金はたいてい返ってこないので、契約前に「こちらが取り消したら最大いくら失うか」を計算しておきます(リストの第 125 項と 手付金はほぼ返ってきません を参照)。

10. キャンセルと日程変更。両方の側について書いてもらいます。あなたがキャンセルまたは日程変更する場合、結婚式までの残り期間に応じてそれぞれいくら払うか。会場がキャンセルする場合(たとえば二重予約、会場の修繕)、いくらを、いつまでに返金するか。日程変更をキャンセルと同じ扱いにするかどうかも明記してもらいます。

11. 不可抗力(force majeure)の範囲。天災、政府の命令、感染症の流行、停電が含まれるか。含まれるなら、返金か、日程変更か、手付金を預かったままにするのか。「不可抗力」と書いてあるだけで範囲がないなら、書いていないのと同じです。

会場が求める賠償責任保険の証明

12. 会場が求める保険。二人や業者に賠償責任保険の証明(certificate of insurance、COI)を出し、会場を追加被保険者に入れるよう求める会場は少なくありません。契約書には最低保険金額と提出期限が書かれ、提出が遅れると搬入を認められないこともあります。この項目は契約書の後ろのほうに書かれていることが多く、結婚式の賠償責任保険は契約書の奥に書かれがちです(リストの第 42 項)を参照。当サイトは特定の保険会社を推薦していません。

支払い方法も一つの備えになる

手付金と残金をクレジットカードで払っておくと、何かあったときに取れる手段が一つ増えます。アメリカの連邦取引委員会(FTC)の説明(2026-10-22 確認):

消費者金融保護局(CFPB)は、まず電話でカード会社に伝え、それから書面の通知を送り、控えを取っておき、追って連絡するたびに日付を記録するよう勧めています(2026-10-22 確認)。

現金、小切手、Zelle のような支払いは、払ってしまうと取り戻すのが難しくなります。契約書、領収書、やり取りしたメールはすべて保存しておきます。

よくある質問

披露宴の service charge は心づけですか?

違います。IRS は強制的に上乗せされる料金を service charge に分類しており、客が自由に金額を決めるものだけが心づけです。別に心づけを渡す必要があるかどうかは、会場に直接聞いてください。

会場の手付金は返ってきますか?

契約次第です。多くの会場では手付金は返金されないので、契約前にキャンセル条項を読み、それぞれの時点でキャンセルするといくら払うかをはっきり計算しておきます。

会場が求める COI とは何ですか?

Certificate of insurance、つまり賠償責任保険の保険証明です。会場はたいてい最低保険金額と提出期限を書いており、会場を追加被保険者に入れるよう求めることもあります。

会場、写真家、ヘアメイクのように早く押さえるべき業者は、My Wedding Plan の結婚式準備の章に、順番と契約時の注意点を並べてあります。リストには無料版があり、メールアドレスを登録せずに始められます。

出典(確認日 2026-10-22)

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