招待客の名簿を A/B/C の三層に:ただし B 層の招待状は遅すぎてはいけません
名簿を書き出すと予算を超えるのは普通のことです(チェックリスト第 33 項参照)。そこで人を直接削るのではなく、階層に分けます。
三つの層の定義
- A 層:必ず招く。何があってもその場にいてほしい人
- B 層:席が空いたら招く。A 層に来られない人が出たら繰り上げます
- C 層:報告だけで招かない。式の後に知らせ、招待はしません
この利点は、実際の出席率で余地を取り戻せ、最初から角を立てずに済むことです。
B 層の時間の罠
B 層の招待状は A 層の RSVP が返ってから送りますが、遅すぎてはいけません。
❗ 式の 3 週間前に届いた招待状は、自分が補欠だったと相手に告げます。
これがグループ分けの最大のリスクです。節約できた予算と引き換えに、相手の記憶に残る気まずさを買うことになります。
ですから時期をしっかり押さえてください。
- A 層の招待状:式の 6〜8 週間前に送る(チェックリスト第 37 項参照)
- A 層の RSVP が順次返ってくる
- B 層の招待状:式の 5〜6 週間前に送るRSVP が全員分揃うのを待っているわけにはいきません。
つまり A 層の返事が出そろう前に、空く席がどれだけかを見積もってB 層を送るということです。少し度胸が要りますが、遅く送るよりましです。
よりよいやり方:Save the Date で階層を分ける
Save the Date は A 層にだけ送ります(チェックリスト第 36 項参照)。送ることは約束と同じで、招待状を送らないわけにいかなくなるからです。
B グループには save the date を送らないため時間的に余裕が生まれます。彼らには事前のアナウンスがないので、招待状が少し遅れて届いても不思議に思われません。
中国語圏の式での人間関係の圧力
階層化は中国語圏の人間関係のなかでは、米国式の式よりずっと難しいものです。理由はこうです。
- 親族の線引きが難しい一人の叔母を招待したらもう一人も招待しなければならず、そうしないと親戚にあれこれ言われてしまいます。
- 両親には両親の名簿があるあなたは知らない人かもしれませんが、ご両親にとっては義理や人情がある人たちなのです。
- 赤い封筒をもらった相手は招き返す相手の結婚式に出席したのなら、その人を招待しないわけにはいきません。
実務上の扱い方はこうです。
- 両親の名簿を切り分け、明確な枠を与えます(「30 名まで招けます」など)。枠の中の順位づけは両親に任せ、あなたは介入しません
- 「個人」ではなく「群」で階層を分ける例えば「父親の同僚」ならグループごと B 層にして、中から数人だけを選び出さないこと。
- 招き返すべき相手は A 層に義理はいつか返すものですから、ここで節約してはいけません。
一つ目がとくに効きます。「誰を削るか」という難題を、人間関係を最もよく知る人に返せるからです。
C 層への対応
式の後に報告のカードやメッセージを送り、写真を1、2枚添えましょう。これは手抜きではなく、多くの人にとっては結婚したと知り写真が見られれば、それで十分なのです。
ひとことで言うと
B 層は式の 5〜6 週間前に送ること。遅れれば相手に伝わります。そして両親の名簿には枠を与え、代わりに削らないでください。