手付金はほぼ返ってきません:契約前に「こちらが取り消したら最大いくら失うか」を計算してください
結婚式の契約書はどれも業者を守るようにできていますが、あなたのためにその日を押さえたら他の予約を受けられないので当然のことです。問題は、多くの人が署名するときにその数条をよく読んでいないことです。
契約前に読むべき三つの条項
1. 取消と返金
- 二人が取り消す場合:各段階でいくら返るか(通常は段階的で、式に近いほど返る額が減ります)
- 業者が取り消す場合:いくら返してくれるか。賠償はあるか
- 手付金は返るか:答えはたいてい「いいえ」です
手付金はほぼ返ってきません。ですから契約前に、ひとつの具体的な問いに答えられる必要があります。「こちらが取り消したら、最大いくら失うのか」
各社の数字を足し合わせれば、式全体の「返らない金額」が分かります。この数字は知っておく価値があります。
2. 不可抗力(Force Majeure)
天災、感染症の流行、会場の閉鎖はどう扱われるのか。
この条項は 2020 年以降とても重要になりました。よく読んでください。不可抗力が生じたとき返金なのか日程変更なのか。変更なら新しい日は誰が決めるのか。その日に相手は空いているのか。
よくある条項は「変更は可、返金は不可」です。これはつまり、変更したい日に相手の予定が埋まっていれば、両方を失ってしまうということです。
3. 代替の条項
指名した写真家が病気になったら誰が来るのか。代替を断って返金を受けられるのか。
この条項は写真、映像、ヘアメイクで特に重要です。あなたが選んだのはその人であって、そのスタジオではありません。契約書に「本公司將指派攝影師」としか書いていなければ、あなたがサインしたのは実質くじ引きです。
求めるべきは指名条項(named photographer clause)と、「交代する場合、客は確認して断ることができ、断れば全額返金」という取り決めです。
取消保険
結婚式の賠償責任保険とは別に cancellation insurance があり、天災、重い病気、業者の倒産による損失をカバーできます(チェックリスト第 42 項参照)。
買う価値があるかは「返らない金額」の大きさ次第です。合計が二、三万ドルなら、数百ドルの保険料は妥当です。
国際的な式に伴う追加のリスク
招待客が台湾から飛んでくるなら、あなたに制御できない変数が増えます。ビザの却下、欠航、家族の急な病気。
これらで式全体を取り消すことはないでしょうが、主要な家族が来られないそうなると日程を変更したくなるかもしれませんが、その変更コストを決めるのがまさに上記の3つの条項です。
また、移民手続中の人は日程が USCIS に左右され得ます(チェックリスト第 121 項参照)。契約に署名する前に一度考えておく価値があります。
実務上の助言
- 口頭で確認しないこと変更はすべて書面で記録を残しておきましょう。
- 支払いはクレジットカードで小切手や口座振込よりも、トラブルが起きたときの保護が手厚くなります。
- 契約書をクラウドにも保管すること当日は紙で持参しますが(リスト第 126 項参照)、トラブルが起きたときにいつでも確認できるようにしておく必要があります。
ひとことで言うと
契約前に「こちらが取り消したら最大いくら失うか」を計算し、写真家の指名条項を求めてください。