二言語の式で用意する四つのこと:そしてスピーチがなぜ最も崩れやすいのか
東西を融合した式では、言語は翻訳の問題ではなく時間の配分の問題です。ひとつの話を二度すれば、進行全体が倍の長さになります。
ですから何を訳し、何を訳さないかを先に決めてください。
用意する四つのこと
1. 二言語の進行表
最も効果のある一手です。双方の招待客が自分で読んで理解でき、進行の時間を取らないからです(チェックリスト第 108 項参照)。
紙に書けるものは、その場の通訳に頼らないことです。
2. スピーチに通訳が要るか
最も事前に決めておくべきことです。三つのやり方があります。
- 話す人自身が二言語を織り交ぜる両方が半分ずつ話し、繰り返し訳さないのが、一番時間の節約になります。
- 重要な段落だけ訳す(一文ずつ訳す必要はありません)
- 完全な訳文を進行表に印刷するその場で訳してくれるわけではありません。
❗ その場で一文ずつ通訳すると、時間はそのまま倍もともと3分のスピーチが6分になり、4人話せば24分になってしまいます。
3. DJ/MC 用の中国語氏名の読み方表
中華系の結婚式では大量の中国語の名前を読み上げます。ベストマンやブライズメイド、双方の両親、司会者やスピーチをする親族・友人などです。年長者の名前を読み違えるのは、読まないよりも悪いことです。
事前に一枚渡してください。中国語名、ローマ字表記、そして「どう読むか」の英語の近似音です。DJ がローマ字を読めると仮定しないでください(チェックリスト第 29 項参照)。
4. 献立の二言語表記
年長者が自分の食べているものを知り、避けたいものがあれば避けられるようにします。
スピーチがなぜ最も崩れやすいのか
中国語でスピーチする年長者はしばしば時間を超過し、しかも内容を事前に知らせません。
悪気は本当にないんです。壇上に立ち、会場いっぱいの親族や友人を見て、あなたの子どもの頃を思い出して話が弾んでしまい、3分がそのまま15分になってしまうんですよ。
そして MC はたいてい年長者を遮る勇気を持てません。中国語が分からない MC ならなおさらで、今どこを話しているのかすら分からないのです。
対処法
- 事前に 3 分以内でとお願いする具体的数字を伝えるようにして、「短めに」とだけで済ませないようにしましょう。
- 概要を MC に渡してもらうMC に大綱を渡しておけば、今どこまで進んでいて、あとどれだけ時間が残っているかが分かりますよ。
- この交渉は二人が自分で行うMC に年長者の発言を制限させないでください。無用な衝突を生むだけです(チェックリスト第 106 項参照)。
構造についての助言
中国語と英語を同じ段落に混ぜるより、区画で分けるほうがよいのです。
- 式は一方の言語を主とし、もう一方は進行表に載せる
- 披露宴のある段落(お茶の儀式など)は中国語を主とする
- スピーチの時間帯はそれぞれ自分の言語を使い、互いに訳さない
こうすれば双方の招待客に「この部分は自分のために用意された」という時間ができ、どの段落も半分しか分からないという状態を避けられます。
ひとことで言うと
紙に印刷できるものはその場で訳さないこと。スピーチをする年長者には二人が自分で「三分で」と伝え、概要を受け取ってください。