台湾パスポートの改名は戸籍の追加登録と一緒に行えば、一往復省けます
二重国籍の方が名前を変更する場合、アメリカ側でパスポートの更新が必要で(リストの 13 項を参照)、台湾側も同様です。そして台湾側のこの手続きは「戶政補登記」のプロセスとかなり重複しているので、別々に手続きをするのはもったいないですよ。
どこで手続きすればいい?
駐米台北経済文化弁事処(TECO)は、お住まいの地域によって管轄が分かれています。まずはご自身がどの辦事處の管轄になるかを確認しましょう。一番近い場所ではなく、お住まいの州によって決められています。
何を準備すればいい?
- アメリカの結婚証明書(certified copy)
- 中国語訳
- 現在お持ちの台湾パスポート
- 証明写真
通常は約 2ヶ月。
どこが重なっているのか
台湾での事後登録の手続きの流れは次の通りです(リストの15項目目を参照):
- アメリカの certified 結婚証明書を取得する
- TECO で認証を受ける
- 中国語訳を準備する
- 台湾の戸政事務所へ提出して登記する
ステップ 1、2、3 でパスポートの氏名変更に必要なものはまったく同じです。どうせ TECO に出向いて中国語訳も準備するのですから、一度に両方の手続きに必要な書類を揃えてしまいましょう。
実際のコツとしては、まず担当者に「我要同時辦補登記和護照改名,需要幾份驗證過的證書」と確認してから、一度に十分な数を申請することです。リストの 10 番目で certified copy を一度に 3〜5 通申請するようおすすめしているのは、まさにこのためなんですよ。
順番には注意しましょう
台湾のパスポートの名前は、理論上は戸籍上の名前と一致させる必要があります。だから、先に戸政事務所での結婚登記と名義変更を完了させて初めて、パスポートも変更できるようになります。
もし手続きを同時に申請する場合、担当者が通常どちらを先に行うべきか教えてくれます。不安なら自分で順番を推測せず、直接確認してみてくださいね。
変更するかどうかは、選択肢のひとつです
事前にしっかり考えておきたいのは:台湾での名前も一緒に変更したいかどうか、です。
アメリカでは配偶者の姓を名乗りつつ、台湾の戸籍やパスポートは元の名前のままにしておく人もたくさんいますよ。両者は異なる法体系に属しているため、法律上もまったく問題ありません。
ただ、その代償として2冊のパスポートで名前が違ってしまうことです。これは以下のような場面でトラブルの元になります:
- 異なるパスポートで出入国する際の記録照合
- 国境を跨ぐ財産、相続、保険の書類
- 台湾の銀行口座とアメリカの口座で名前が一致しないこと(これは FBAR 申告に関わる話で、リストの第 79 項をご覧ください)
ですので、これは「ついでに変更する」ような話ではなく、ちゃんと決めるべきことです:両方で一致させておくほうが楽ですが、台湾のパスポート自体を変更するのに2ヶ月と、もうひと手間かかります。
外国人配偶者の中国語名
配偶者の方が外国籍で、台湾の戸籍に名前を載せる場合、提出が必要になるのが「中国語姓名選定声明書」つまり自分の中国語名をどう書くかを決めるということです。この名前は今後、台湾でのあらゆる書類で使われることになるので、じっくり考えておきたいところですね。
一言で言うと
書類手続きと補登記は重なる部分が多いので、一緒に済ませれば一度で済みますよ。ただ、台湾での名前を本当に変えるかどうかは、事前にしっかり考えておきましょうね。