華人の結婚式で意外と見落とされがちですが、実はすごく大切なのがバイリンガル進行表なんです
進行表(program)は米国式の式ではあってもなくてもよい一枚の紙です。しかし東西を融合させた式では、二つの招待客の群れをつなぐものになります。
どこが違うのか
進行表がないとき、中国語圏でない招待客がお茶を捧げる儀式を見る体験はこうです。知らない何かを大勢がやっている。
英語の説明が加わると、同じ光景がこうなります。私は意味のある伝統に参加している。
同じ儀式で、違いは二百字ほどの説明だけです。
何を載せるか
- 式の進行各コーナーがどんな内容で、大体どれくらいの時間がかかるかを明記しておきます。
- ベストマン・ブライズメイドと家族の紹介お名前と新郎新婦との関係を書いておけば、壇上にいるのが誰なのかゲストにもよく分かります。
- 中国式の儀式の英語での説明お茶の儀式とは何か、なぜひざまずくのか、赤い封筒が表す意味を説明しましょう(チェックリスト第 43 項参照)。
- 感謝の言葉とくに遠方から来てくれたゲストには、しっかり感謝を伝えましょう。
中国式の儀式の説明はどう書くか
百科事典のように書かないでください。三文で足ります。これは何か、なぜするのか、何が見えるか。
たとえばお茶の儀式なら。二人が双方の年長者にお茶を捧げるのは、感謝を表し、正式に家族の一員となる儀式です。年長者はお茶を受け取った後、祝福を表す赤い封筒を渡します。二人がひざまずいてお茶を差し出し、世代の順に進むのが見られます。
こう書いておけば、招待客は見ながら今どこまで進んでいるのか、そしてなぜその動作が大切なのかが分かります。
ついでに二つの問題も解決します
1. 年長者が今どこか分かる
中国語の面が年長者に果たす役割は、英語の面が米国のゲストに果たす役割と同じです。自分で読めるので、隣の人に何度も尋ねずに済みます(チェックリスト第 110 項参照)。
2. 招待客があとどのくらいか分かる
おおよその時間を書いておけば、いつ手洗いに立てるか、いつ食事が始まるかが分かります。俗っぽく聞こえますが、実際には全員がくつろげます。
形式にお金をかける必要はありません
進行表に上質な印刷は要りません。二つ折りの紙一枚、あるいは入口に掛ける大きな案内板でも構いません。
費用を抑えたいなら、大きな立て看板を入口に置くほうが100部印刷するより安く済みますし、椅子に置き去りにされることもありません(引き出物も進行表も放置されがちです。チェックリスト第 100 項参照)。
いつ作るか
進行が固まれば作れます。通常は式の 2〜3 週間前、当日の時間表と一緒に(チェックリスト第 39 項参照)。内容は MC の手元の版と一致させてください。
ひとことで言うと
中国式の儀式に英語の説明を3文加えれば、中華圏以外のゲストの体験は「分からない」から「参加できている」に変わります。式全体で最もコスパの高い1枚の紙です。